■先週の振り返りと、今週の重要指標など
■先週の振り返り■
【12/24月曜】
週明けは、
「米政府機関の一部閉鎖」
「パウエルＦＲＢ議長の鋼鉄の可能性」
を受けて30銭ほどの下窓を開けてスタートしました。
昼頃に、
「今夜ムニューシン財務長官が緊急会議を開く」
との報道で、一時若干の戻しが入ったものの、ＮＹ時間に入り下げが加速しました。
24時頃には、
「ムニューシン財務長官が金融大手首脳と電話会談を行い、流動性に問題がないことを確認したもののかえって金融市場が混乱するリスクを意識させた」
との指摘があり、株価が急落。
また、トランプ大統領から
「経済が唯一抱える問題がＦＲＢ」
との発言もあり、さらに下げを誘いました。
結果、
ドル円は 111.21 から 110.45 (-76p)
ユーロ円は 126.41 から 125.95 (-46p)
ポンド円は 140.52 から 140.36 (-16p)
日経平均は 19870 から 19320 (-550p)
ダウ平均は 22460 から 21700 (-760p)
と、ドルと株価が大崩れとなりました。
【12/25火曜】
ほとんどの国が休場で目立った値動きはありませんでした。
【12/26水曜】
早朝にトランプ大統領が、
「非常に有能なムニューシン財務長官を信頼している」
「米企業は今がとてつもない買いの好機」
と発現し、若干リスクオフモードが後退。
リッチモンド連銀製造景気指数が-8と、予想15を大きく下回ったものの、ＣＥＡ委員長が
「パウエル氏のＦＲＢ議長としてのポストは100％安全」
と発現したこともあり株価は上昇。
ここ数日の急激な下げに対する短期的な買い、年末商戦の結果が良かったこともあり、その後も勢いよく上昇しました。
結果、
ドル円は 110.45 から 111.36 (+91p)
ユーロ円は 125.95 から 126.42 (+47p)
ポンド円は 140.36 から 140.69 (+33p)
日経平均は 19320 から 20070 (+750p)
ダウ平均は 21700 から 22850 (+1150p)
と月曜の下げ幅以上に上昇することになりました。
【12/27木曜】
東京セッション開始から利食いに押されたものの、クローズに向けて反発、
ロンドンセッション開始から米10年債利回りやダウ平均が軟調に推移し下落したものの、18時頃には下げ止まり、
ＮＹセッション開始からは指標結果も悪くダウ平均、ドル円、ポンド円は下げたものの、クローズに向けては大幅に買戻しが入りました。
結果、
ドル円は 111.36 から 110.98 (-38p)
ユーロ円は 126.42 から 127.46 (+104p)
ポンド円は 140.69 から 140.38 (-31p)
日経平均は 20070 から 20080 (+10p)
ダウ平均は 22850 から 23090 (+240p)
で着地。
【12/28金曜】
朝から株価の下落に連れじわじわ下げ、ロンドンでしっかり下げました。
夕方頃から株価は持ち直したものの米10年債利回りがひたすら下げつづけた事に連られたようです。
結果、
ドル円は 110.98 から 110.28 (-70p)
ユーロ円は 127.46 から 126.25 (-121p)
ポンド円は 140.38 から 140.07 (-31p)
日経平均は 20080 から 19980 (-100p)
ダウ平均は 23090 から 23040 (-50p)
で着地。
【各チャート】
■今週の重要指標一覧■
<内容><予想値><前回発表値>
【12/31（月）】
・月末、四半期末、年末
・日本、ドイツが休場
・英国が短縮取引
・米国の債券市場が短縮取引
‐10：00‐
中)製造業PMI 50.0 50.0
中)非製造業PMI 53.2 53.4
【1/1（火）】
・ほぼ全ての国が休場
特になし。
【1/2（水）】
・月初め、四半期はじめ、年初め
・日本、ニュージーランド、スイスが休場
‐10：45‐
中)財新製造業PMI 50.2 50.2
‐18：30‐
英)製造業PMI 52.5 53.1
【1/3（木）】
・日本が休場
‐18：30‐
英)建設業PMI 52.9 53.4
‐22：15‐
米)ADP全国雇用者数 +18.0万人 +17.9万人
‐22：30‐
米)新規失業保険申請件数 22.0万件 21.6万件
‐24：00‐
米)ISM製造業景況指数 57.8 59.3
【1/4（金）】
‐10：45‐
中)財新サービス業PMI 53.0 53.8
‐18：30‐
英)サービス業PMI 50.7 50.4
‐19：00‐
欧)消費者物価指数【速報値】 +1.8% +1.9%
‐22：30‐
加)失業率 5.7% 5.6%
加)雇用ネット変化 +1.00万人 +9.41万人
米)雇用統計：非農業部門雇用者数 +18.0万人 15.5万人
米)失業率 3.7% 3.7%
米)製造業雇用者数 +2.1万人 +2.7万人
米)平均時給 +0.3% +0.2%
‐24：15‐
米)パウエルFRB議長の発言 - -
米)ボスティック：アトランタ連銀総裁の発言 - -
‐25：00‐
米)週間原油在庫 - -4.6万
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